マハル
2022年05月05日
09:46
*** 6 ショーダンス ***
マクロが組めればショーダンスができるわけではありません。
お客様に見ていただくためには、他にも「見せる」工夫が必要です。
1. ショーダンスにするまで
1.1. メンバー募集
複数のダンサーで踊る場合、メンバーがいります。
ダンスが好きな知り合いがたくさんいれば苦労しないかもしれませんが、リハーサルなども含め付き合ってくれる人は貴重です。
自分で別アバターを用意すればいいようなものですが、見栄えのするアバターにするだけでも大変です。
何より本番で着替えがあったりすると、ダンスの操作がおろそかになってしまう恐れもありますからね。
1.2. 音出し
主催者の方で音出ししてくださる場合は、音源を渡します。
音出ししてくれる人を探さなければいけない場合もあります。
いずれにしても、例えばリハーサルなどで必要があるかもしれないので、自分で音出しできるといいと思います。
1.3. 装置
装置と言っても、私はただの「箱」を舞台にすることも多いです。
箱すらなくて、海や空などをバックに何もないところで踊ることもあります。
クラブのショーケースなどでは、季節の舞台が用意されていることもあります。
人によっては装置がメイン、ていうくらい素晴らしい舞台を作る場合もあります。
1.4. 照明
SLの照明はRLの照明とはずいぶん違います。
簡単なものなら、自分で作れます。
後で触れますね。
1.5. 広報
主催者の指示で行う場合もあります。
自分でするなら、ブログやポスター作りですね。
1.6. リハーサル
出演してくれる人もぶっつけ本番では不安です。
メンバーと時間調整し、衣装合わせやリハーサルをします。
出てくれる人は踊るだけだと退屈なものなので、なるべく本番に近いところまでダンスを作っておくことを心がけましょう。
本番の会場でリハーサルできrない場合は、特に入念に手順を確認しておきます。
1.7. Rezzer (レザー)
本番会場に装置を置きっぱなしにできない場合があります。
一瞬で装置一式をRezさせたり、撤去したりするためのデバイスがRezzerです。
私は使っていませんが、たいていのダンサーが持っていると思います。
1.8. 連絡調整
一番気を使うのが、主催者やメンバーとの連絡調整です。
メンバーに本番の動きなどを理解してもらうにはノートカードなどで分かりやすく情報を提供できるといいと思います。
1.9. 編集
ダンスができるまでに、ダンサーはいろいろな「編集」をします。
主に次の場合です。
① HUDを編集状態にして、設定やアニメーション、ノートカードなどの出し入れをする。
② 具体装置を自作したりするために、編集可のアイテムを編集する。
③ ノートカードを作成・編集してマクロを作成する。
以下に、ダンスに関連した「編集」について書いておきます。
2. HUDの編集
HUDはオブジェクトです。
HUD自体の設定をする場合、アニメを出し入れする場合、ノートカードを出し入れする場合など、編集は避けて通れません。
HUDの編集は、REZして行う場合と、装着したまま行う場合があります。
REZするのはこわいですが、フルパーのアイテム以外は装着のままでは出し入れできません。
一般的には、アニメを入れるときはREZして行い、ノートカードの操作は装着のままでもよいということになります。
MLDUは装着しなくても動くので、REZとTAKEを頻繁に行う必要がありません。
2.1 HUDにアニメを追加する
HUDがアニメを扱うためには、インベントリからHUD内の所定のプリム(ふつう本体)に追加する必要があります。
HUDにアニメを入れるためには、HUDをREZ可能な場所に置いて、編集画面にして行います。
主に使うのは、「中身」タブです。
「中身」のウインドウにはアニメやスクリプトなどが表示されます。
アニメはインベントリから編集画面にドラッグ&ドロップするか右クリック&コピー&貼り付けで行います。
本体に直接ドラッグ&ドロップできるHUDもあります。
複数のアニメを操作する場合は、Shift+左クリックやCtrl+左クリックも使えます。
ただし、たくさん一度に操作しない方がいいです。
私は10個くらいならやってしまいますが、多すぎると「REZに失敗しました」となります。
ノーコピのアニメはこれで完全になくなってしまうことがあります(←経験者は語るw)ので、くれぐれもご注意ください。
2.2 HUDからアニメを削除する
削除は同様にHUD内の「中身」を操作します。
ただし、コピー可のアニメはいいですが、ノーコピのアニメは削除してはいけません。
オブジェクトから削除したアイテムはごみ箱には入りません。
永久になくなります><
ノーコピのダンスはインベントリに移動することでHUDからはなくなります。
なお、MLDUではアニメは9999個まで放り込んで大丈夫なので、削除する必要はありません。
2.4. ロード
私はMLDU使っていて、本体を編集する必要がありませんので、以下の記述は他のHUDを使っている人のためのものです。
HUDに入っているアニメがある程度多くなると、悩むことがあります。
編集しようとしても、「ロード中」となって、すぐには編集可能にならないのです。
例えば、ダンスがが500個入ってると、ロードに1分以上かかると思います。
待ってればいいのですが、何も表示しなかったり、「中身がない」となって、ダンスがすべて消えてしまったように見えることがあります。
あわててTAKEしたりしないでください><
たぶんロード中です。
他のオブジェクトにタッチしてからもう一度HUDにタッチすると、たいてい「ロード中」になります。
また、コンテンツは見えているのに、フリーズしたような状態になり、右クリックメニューが出ない場合もよくあります。
これもロード中です。
さて、もう一つやっかいなことがあります。
例えば、20個のアニメを一度に入れたいとします。
前に書いたように、一度にたくさん入れるのは危険なので、10個ずつ2回に分けて入れたとします。
アイテムが表示されている状態なら、連続して入れることはできると思います。
でも、入れた後、表示されたアイテムを見ると、後から入れた10個が表示されていないかもしれません。
「なくなった(><
対処は同じです。
なお、オブジェクトのロードに関してはキャッシュというものがありません。
たった今閉じたばかりのウインドウを開く場合でも、たいてい気長に待つことになります。
ロード中かどうかの確認するには?
アイテムを右クリックして、メニューが出なければロード中です。
ロード終了したかの確認: 右側のスライドバーを少し動かしておくと、ロード終了時にトップにもどるのでわかります。
3. 舞台装置
空のステージで踊る人はあまりいません。
何らかの舞台装置を用意する場合が多いです。
自作する場合と、市販のものを使う場合があります。
3.1. オブジェクトの作成と編集
本格的にメッシュで自作するひともいますが、私の守備範囲外ですのでここでは触れません。
シンプルなオブジェクトの編集について、簡単にまとめておきますね。
3.1.1. オブジェクトの作成
REZ可能な場所で地面や床を右クリックし、「制作」を選びます。
編集メニューが出るので、作りたいオブジェクトの形を選んで、地面か床を左クリックすればOKです。
あとは編集していきます。
3.1.2. オブジェクトの編集
オブジェクトが編集可であれは、編集できます。
自作のオブジェクトは、初期状態でフルパーなので編集できます。
編集可のオブジェクトに編集不可のアイテムを入れると、編集不可になります。
ただし、編集不可となっていても、いろいろな「不可」があります。
編集不可の中身を削除すると編集可になったり、名前だけは編集可能であったりします。
オブジェクトを右クリックするとメニューが出るので、「編集」を選ぶと編集ウインドウが出ます。
以下、皆さんご存じと思うので、適当に読み飛ばしてください。
3.1.3. 編集ウインドウ最上段のアイコン欄
① デフォルトは中央の「編集」メニューです。
② 他に「オブジェクトの作成」、「土地の編集」などのメニューを出すことができます。
3.1.4. 編集ウインドウ上段のメニューン欄
① 「面を選択」欄は、ステージ作成のときに使うと思います。
② 「リンク部分を編集」欄は、メイン以外の部分を編集するときにチェックを入れます。
3.1.5. 「一般」TAB
① 「名前」欄
編集可のオブジェクトの名前を変えることができます。
インベントリでは編集不可のオブジェクトがREZでは名前を替えられる場合もあります。
② 「次の所有者」欄
主催者やメンバーにポスターなどのオブジェクトを渡したりする場合、この欄にチェックを入れておきます。
3.1.6. 「形状」TAB
① オブジェクトを自作する場合、いろいろな指定ができます。
② オブジェクトのサイズや位置を数値で指定する場合にも使います。
3.1.7. 「特徴」TAB
① オブジェクトを作るとき、フレキシでなびくようにする加工ができます。
② 自作で照明用のオブジェクトを簡単に作ることもできます。
3.1.8. 「材質」TAB
① テクスチャーを選んで貼り付け方を調整したり、色を替えたりできます。
簡単なステージを自作する場合に必須です。
② 「明るさ全開」欄にチェックを入れると、オブジェクトが昼夜を問わず明るく見えます。
3.1.9. 「中身」TAB
① オブジェクトに入っているアニメやノートカードなどを確認することができます。
② よくあるトラブルは、「中身」TABの「新しいスクリプト」ボタンを誤って押してしまうことで起きます。
これを押すと、「新規スクリプト」ていうのができてしまい、HUDに触れるたびにHUDがしゃべります><
「新規スクリプト」を削除すればなおります^^
3.2. 市販品を使う場合
「ダンスの舞台装置」として売っているものはほとんどないと思います。
"Sky Box"や"Photo Prop"、"Furniture"にも使えるものがありますが、一番適しているのは”Backdrop"です。
スナップショットが主な用途ですが、編集可であればステージとして使えるかもしれません。
ただし、本格的なものほどSIMに負荷がかかるので注意が必要です。
Marketplaceでも”Backdrop"で検索すればたくさんお店見つかると思いますが、代表的なものをあげておきます。
Foxcity: 古くからあるお店。一見の価値あると思います。
Minimal: シンプルでセンスを感じます。
Bad Unicorn: ユニークな品揃えです。
K&S: 丁寧な物づくりの姿勢に好感持てます。
4. ノートカードの作成と編集
4.1. ノートカードの作成
インベントリ内の適当なフォルダーの位置を右クリックし、「新しいノートカード」を選ぶと「ノート」ができます。
「ノート」を右クリックし、「名前を変更する」で、適当な名前に変えて使います。
HUDによって、名前の付け方の制限があります。
MLDUではマクロを記述するノートカードはあらかじめ用意されたものを使うので、作成することはありません。
4.2. ノートカードの編集
インベントリやHUDの中にあるノートカードをダブルクリックするか、右クリック&「開く」で編集することができます。
普通ノートカードはフルパーなので、HUD内のノートカードも装着したまま操作することができます。
4.3. ノートカードのコピー・移動・削除
ノートカードを、インベントリからHUDのコンテンツに移動したり、逆にインベントリに移動するには、ドラッグ&ドロップで行います。
削除は右クリックから簡単にできますが、削除してもゴミ箱には入りません。
しかもワンクリックで永久にさようならです><
アニメーションなどといっしょに削除しちゃったりすると、涙がぽろっ、です^^;
くれぐれもあわてないで、慎重にね。
4.4. ノートカードの保存・終了
ノートカードを編集すると、「保存」ボタンが有効になり、保存できるようになります。
保存したくない場合は、ウインドウを閉じます。
ノートカードの編集はけっこう負荷が高く、アップできなかったり、中身真っ白になったり、落ちたり(>